現在(平成27年3月現在)介護保険制度の下で実施されている研修
は、介護職員初任者研修と実務者研修になります。
*他にも喀痰吸引等の研修がありますが、ここでは上記二つの
研修についてまとめてあります。
喀痰吸引等の研修については下記をご参照ください。
介護職員等の医療行為に関する研修内容について(当HP内)
研修時間
合計(講義と演習) 130時間
*実習は任意(8時間)
研修内容
職務の理解 6時間
介護における尊厳の保持・自立支援 9時間
介護の基本 6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 9時間
介護におけるコミュニケーション技術 6時間
老化の理解 6時間
認知症の理解 6時間
障害の理解 3時間
こころとからだのしくみと生活支援技術 75時間
*この科目の中で演習(10時間~12時間)
振り返り 4時間
*研修全体を振り返り、研修を通して学んだことの再確認など
研修の経過措置
・ホームヘルパー1・2 級、介護職員基礎研修修了者は
介護職員初任者研修の修了要件を満たしていると判断。
・介護職員として実務経験を有している人で、同等の知識や技術
があると認められた人は研修の一部が免除。
・看護師等の資格を有している人は介護職員初任者研修の修了要件
を 満たしている。
・実務者研修修了者は都道府県の判断により全科目を免除。
研修時間
合計 450時間
教育内容
人間と社会(合計40時間)
人間の尊厳と自立 5時間
社会の理解1 5時間
社会の理解2 30時間
介護(合計190時間)
介護の基本1 10時間
介護の基本2 20時間
コミュニケーション技術 20時間
生活支援技術1 20時間
生活支援技術2 30時間
介護過程1 20時間
介護過程2 25時間
介護過程3(スクーリング・面接授業)45時間
こころとからだのしくみ(合計170時間)
発達と老化の理解1 10時間
発達と老化の理解2 20時間
認知症の理解1 10時間
認知症の理解2 20時間
障害の理解1 10時間
障害の理解2 20時間
こころとからだのしくみ1 20時間
こころとからだのしくみ2 60時間
医療的ケア 50時間
講義 50時間
*講義とは別に演習もあります。
介護職員初任者研修 320時間
訪問介護員1級(ホームヘルパー1級)研修 95時間
訪問介護員2級(ホームヘルパー2級)研修 320時間
訪問介護員3級(ホームヘルパー3級)研修 420時間
介護職員基礎研修 50時間
負担を軽くする為に、多くの人は通信課程を利用している様です。
スクーリング(面接授業)の45時間と医療的ケアの演習以外は、
通信教育で受講が出来ます。
ホームヘルパーの旧研修内容
○介護職員基礎研修
研修時間は合計500時間。
講義・演習が360時間、施設などでの実習時間が140時間。
*2013年(平成25年)度から廃止され、実務者研修に一元化。
○ホームヘルパー1級
より質の高い知識や技術を習得。主任ヘルパーを養成。
230時間の講習が必要。
*2013年(平成25年)度から廃止され、実務者研修に一元化。
○ホームヘルパー2級
介護中心で、130時間の講習。
*2013年(平成25年)度から廃止され、介護職員初任者研修として
新たにスタート。
○ホームヘルパー3級
家事が中心で、50時間の講習。
*平成21年度から、介護報酬の算定から除外。
研修制度が廃止。
続きはこちらです⇒ ホームヘルパーの業務と活躍の場
■参考引用文献
インターネット
厚生労働省HP内
介護人材の確保について p41~
www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000065765.pdf
介護職員初任者研修カリキュラム p8~p12
www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000053436.pdf
介護職員初任者研修
www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000054113.pdf
日本ホームヘルパー協会HP内
nihonhelper.sharepoint.com/Pages/helper.aspx
ウィキーペディアHP内
ja.wikipedia.org/wiki/訪問介護員