☆平成21年9月~12月に、全国125施設でモデル事業による検証が
実施されました。その際の資料をもとに私なりに要約して記載して
います。
看護師、介護職員の認識不足による事例
夕食の経管栄養開始前に、痰のからみがあり、介護職員が口腔内
吸引。
吸引と同時に、経管栄養食様(昼食時の分)のものを多量に嘔吐。
その日以前の夕方に、口腔ケア時に嘔吐反射があり、その後経管食
を多量に嘔吐した症状がすでにみられていた。その為、口腔内の
吸引には注意が必要だった。
看護師への報告の遅れによる事例
頻回の痰の絡みがあり、その都度介護職員が吸引。
患者さんの大声が治まらず、痰の量も多くなる。
多量の痰吸引と嘔気。
口腔内だけの吸引にとどまらず、のどの奥までチューブを挿入して
しまった。
吸引時間も長くなった。
注意不足による事例
経管栄養開始後に、徐々に体が横に傾いて、少量嘔吐。
安全な体位保持が出来ていなかった。
傾く方向にクションなどでの保持を忘れていた。
観察不足による事例
経管栄養食が一度に多量に注入され、嘔気、嘔吐等があるのではと、
ヒヤリとした。
続きはこちらです→ 医療行為ではない行為
■参考・引用文献
インターネット
厚生労働省HP内
介護現場等におけるたんの吸引等を巡る現状 14ページ
www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000bhqz-att/2r9852000000bjio.pdf