人工呼吸器や付属品などの種類
によって取り扱い方は異なりま
すので、詳細に関しては各人工
呼吸器及び付属品などの説明書をお読みください。
◆人工呼吸器使用後の主な点検・確認項目とチェック方法 例
人工呼吸器使用後の点検は、
次回に使用する為の安全確保に
欠かせない作業になります。
人工呼吸器本体、呼吸回路
付属品などに問題がないかチェックします。
●呼吸回路や付属品などのチェック
ディスポーザブルの人工鼻
加湿チャンバー、蛇管などは廃棄します。
再利用するものは亀裂や破損
変形など不具合がないか点検し
問題がなければ洗浄し消毒又は滅菌をします。
呼吸器本体はぬるま湯などで
汚染や埃などを取り除いた後に消毒薬で清拭します。
交換が必要な部品は新品と交換します。
部品の欠落や紛失も確認します。
●バッテリーのチェック
バッテリーの交換時期を確認します。
バッテリーの容量も確認し充電しておきます。
●定期点検時期の確認
メーカーなどによる定期的な点検時期を確認します。
機種によって稼働時間が異なる
ため、交換時期を確認します。
定期点検(オーボーホール)の
時期にある場合はメーカーなどに連絡します。
定期点検は主に医療機器専門の
技士(臨床工学技士)やメーカーが実施します。
技士が実施する定期点検は
2~4週間ごと、メーカーが実施
する定期点検(オーボーホール)
は機種によって異なります。
例としては、6000時間、
10000時間、15000時間など。
オーバーホールとは?
使用した機械等を定期的に分解
して清掃、部品交換、修理等を
実施し、性能を維持する為の点検作業のこと。
続きはこちらです→ 人工呼吸器の点検・まとめ
◇参考文献
インターネット
医薬品医療機器総合機構HP内
人工呼吸の安全セミナーテキストp16~
http://www.pmda.go.jp/files/000144877.pdf#page=2
医療従事者のための医療安全対策マニュアル p154
www.pmda.go.jp/files/000146118.pdf
人工呼吸器安全使用のための指針 第 2 版 p69
www.pmda.go.jp/files/000143931.pdf
厚生労働省HP内
人工呼吸器チェックリスト(ベアーカブ750psv)
www.mhlw.go.jp/shingi/2007/11/dl/s1105-2d_0010.pdf
ウィキーペディア
ja.wikipedia.org/wiki/オーバーホール
書籍
「人工呼吸ケアのすべてがわかる本」照林社 p356~
「気管吸引のガイドライン完全準拠わかる!できる!気管吸引あんしん教育ガイド」MCメディカ出版 p86
「呼吸サポートチームのための呼吸管理セーフティーBOOK」メディカ出版 p199
「ロールプレイで学ぶ呼吸ケア・呼吸管理のキーポイント」MCメディカ出版 p254
「器械的人工呼吸マニュアル」文化放送ブレーン p17