●目的
スクイージング(胸郭を圧迫
する方法)やハフィング(強制
呼出手技)は気道の下部に貯留
している痰などを気道の上部に
移動させる為に有効です。
●スクイージングの方法
息を吐く時(呼気時)に痰など
が貯留している部位に手を当て
て圧迫する方法です。
呼気時に圧迫することで気道を
出ていく空気の流れが速くなり
分泌物が上気道に移動するのを
促す効果が期待できます。
吸気時は圧迫を解きます。
分泌物が貯留している部位を
上の方にして実施すると効果的。
●ハフィングの方法
ゆっくりと息を吸い込んだ後、
速く、強く、息をはくことで、
痰を気道の上部に移動させる方法です。
安静時呼吸又は少し多めに吸い
込んだ後、声を出さずに、
「ハッ ハッ ハッ」と強く
早く息をはきだします。
4~5回繰り返します。
その後、咳をして痰などを出します。
※スクイージングもハフィング
も専門家の指導のもとで実施
した方がより有効で安全です。
続きはこちらです→ 医療機器の使用
痰を出しやすくする方法 項目一覧
目的・方法・叩く部位
効果的な方法・注意すること
タッピングするタイミングは?
タッピングとカッピングの意味は?
目的・体位変換の方法
体位ドレナージの方法
目的・原理・種類
ネヴライザーの方法
ネブライザーの注意点
喘息の治療として吸入する場合
吸入薬
目的・スクイージングの方法
ハフィングの方法
◇参考文献
書籍
「写真でわかる基礎看護技術①看護技術を基礎から理解!」インターメディカ
「一歩先行く呼吸リハビリテーション」(メディカ出版)
「医学大辞典」
「家庭医学大百科」
「広辞苑」
◇インターネット〉
ウィキーペアHP内