◆目的
住み慣れた地域で利用者の尊厳を保ちながら、必要なサービス
が切れ目なく提供される取り組みを推進する為。
◆改定事項
(1)認知症への対応力向上に向けた取り組みの推進
(2)看取りへの対応の充実
(3)医療と介護の連携の推進
(4)在宅サービスの機能と連携の強化
(5)介護保険施設や高齢者住まいにおける対応強化
(6)ケアマネジメントの質の向上と公正中立性の確保
(7)地域の特性に応じたサービスの確保
(1)認知症への対応力向上に向けた取り組みの推進
●改定内容
①認知症専門ケア加算等の見直し
②認知症に係る取組の情報公表の推進
③多機能系サービスにおける認知症行動・心理症状緊急対応加算の創設
④認知症介護基礎研修の受講の義務づけ
(2)看取りへの対応の充実
●改定内容
①看取り期における本人の意思を尊重したケアの充実
②特養、介護老人保健施設、介護医療院等、介護付きホーム
認知症グループホーム、訪問介護における看取りへの対応の充実
③通所困難な利用者の入浴機会の確保
(3)医療と介護の連携の推進
●改定内容
①基本方針を踏まえた居宅療養管理指導の実施と多職種連携の推進
○医師・歯科医師から介護支援専門員への情報提供の充実
○外部の管理栄養士による居宅療養管理指導の評価
○歯科衛生士等による居宅療養管理指導の充実
②短期入所療養介護における医学的管理の評価の充実
③認知症グループホームにおける医療ニーズへの対応強化
④介護保険施設の医療ニーズへの対応強化
○退所前連携加算の見直し
○所定疾患施設療養費の見直し
○かかりつけ医連携薬剤調整加算の見直し
⑤長期入院患者の介護医療院での受入れ推進
○有床診療所から介護医療院への移行促進
○長期療養・生活施設の機能の強化
○介護医療院の薬剤管理指導の見直し
○介護療養型医療施設の円滑な移行
(4)在宅サービスの機能と連携の強化
●改定内容
①訪問介護における通院等乗降介助の見直し
②訪問入浴介護の報酬の見直し
③退院当日の訪問看護
④看護体制強化加算の見直し
⑤緊急時の宿泊ニーズへの対応の充実
⑥通所介護における地域等との連携の強化
⑦退院・退所時のカンファレンスにおける福祉用具専門相談員等の参画促進
(5)介護保険施設や高齢者住まいにおける対応強化
●改定内容
①個室ユニット型施設の設備・勤務体制の見直し
(6)ケアマネジメントの質の向上と公正中立性の確保
●改定内容
①質の高いケアマネジメントの推進(特定事業所加算の見直し等)
②逓減制の見直し
③医療機関との情報連携の強化
④看取り期におけるサービス利用前の相談・調整等に係る評価
⑤介護予防支援の充実
(7)地域の特性に応じたサービスの確保
●改定内容
①離島や中山間地域等におけるサービスの充実
②地域の特性に応じた認知症グループホームの確保
③過疎地域等におけるサービス提供の確保
④地域の特性に応じた小規模多機能型居宅介護の確保
⑤特例居宅介護サービス費による地域の実情に応じたサービス提供の確保
続きはこちらです→ 認知症への対応力向上に向けた取り組みの推進
◇参考・引用文献
インターネット
*厚生労働省サイト内
令和3年度介護報酬改定の主な事項について 第199回(R3.1.18)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000727135.pdf
令和3年度介護報酬改定における改定事項について
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000768899.pdf
地域包括ケアシステムの推進 第194回(R2.11.26)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000698293.pdf
令和3年度介護報酬改定に向けて(地域包括ケアシステムの推進)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000668761.pdf