◆高齢者が転倒する主な原因は?
高齢になると、筋力や各機能が
衰えていく為、体のバランスを
崩しやすくなります。
注意力が低下してくると段差に
気付かなかったりと安全な家の
中でも転倒する危険が高まります。
●家の中で転倒する主な原因
・段差に気付かない。特に小さい段差
・家具などにぶつかって、バランスを崩して転倒
・ペットや物などを避けようとして転倒
・風呂場や台所など、床が濡れていると滑る危険が高い
・不安定な取っ手などをつかんで転ぶ
・電気コードなどに、つまずいて転倒
・布団や座布団などにつまずく
◆転倒を防止するには?
高齢の方の場合はちょとした
段差でもすぐ転倒する場合があります。
家の中で転んだだけでも骨折の
危険性があります。
転倒を予防するには下半身の
バランス感覚を養うことが大切です。
その方法のひとつとしてボーリ
ングなどが効果がある様です。
体力のある方は無理のない楽し
く続けられるスポーツとして
いいのかもしれませんね。
ただ誰にでも出来るわけでは
ありませんので、家で簡単に
出来る方法を簡単にまとめてみました。
●足指の訓練方法:例
足指の訓練をすると足がどの
方向に動くかを感知するセン
サーの働きを良くするそうです。
《足指でタオルを手繰り寄せる》
・椅子に座って足元にタオルを垂直にしく
・片足の足指でタオルを手繰り寄せる
*重石をタオルの上に置いて訓練
するとより効果が期待出来ます。
重石は水の入ったペットボトルや
要らない本、ダンベルなど家にあるもので。
重さの目安は1kgでいいと思いま
すが、無理なく続けられるように
最初は軽くていいと思います。
《足指でジャンケン》
・まず足指を手でマッサージしてほぐす
・グー ⇒足指に力をいれてギュッと曲げる
・チョキ ⇒親指を上げ、他の4本の指を下げる
・パー ⇒5本の指を全て離すように力をいれる
参考文献
書籍
「まるごと覚える介護福祉士ポイントレッスン」新星出版社 2008年