職歴などの道筋、経験や順序のこと。
仕事の経験期間や能力のレベルに応じて、その人に合った職場など
が提供されるルートのこと。
事業者側からみたキャリアパスは、中長期的な視野で職員の進む
方向をわかりやすく示すことにより、仕事に対する意欲を高める
可能性があります。
個人からみたキャリアパスは、目標などを達成するまでの順序や
計画を知ることが出来るため、向上心を高める可能性があります。
《介護職のキャリアパス》
初任者研修修了者
↓
(実務者研修修了者) メモ①参照
↓
介護福祉士
↓
認定介護福祉士(仮称)
↓
管理介護福祉士(仮称)*検討中
専門的な職業に就いている場合は、経験を積むことによってより
高いスキルが身についてきます。同時にリーダーとしての資質も
通常は備わってきます。
介護職の第一歩は、「介護職員初任者研修」から始まります。
次に、介護福祉士の資格を取るために「実務者研修 メモ①参照」
が必要になります。
「介護福祉士」の資格を取り、さらに上を目指す人の場合は、
「認定介護福祉士」の資格があります。
さらにその上に「管理介護福祉士」が検討されています。
知識と技術、リーダーとしての資質、管理能力の全てが備わった
人材を育成する道筋が「介護人材キャリアパス」です。
①実務者研修の義務化
3年以上の実務経験がある人は、現在は介護福祉士の国家試験を
受験することが出来ますが、平成28年度(2016年度)の国家試験
からは、実務者研修が義務付けられる予定です。
実務者研修を修了した場合は、国家試験の実技試験が免除されます。
*養成施設ルートからの国家試験義務化が、平成34年度(2022年度)
に延期されましたが、実務者研修の義務付けは予定通り平成28年度
から実施されるようです。
②養成施設ルートからの国家試験義務化の延期について
平成27年2月の厚生労働省の発表に関する報道では、養成施設ルート
からの国家試験受験の義務付けがさらに延長される可能性が高くな
っています。
3回目の延長になります。
平成28年度(2016年度)から実施される予定でしたが、6年延長され
平成34年度(2022年度)から実施される予定です。
平成29年度から5年間は義務化に向けた経過措置がとられます。
5年かけて国家試験受験の義務化を漸進的に導入する予定になってい
ます。
平成29年度から平成33年度までの卒業者は、卒業から5年間は介護福
祉士資格(暫定的な資格)が付与されます。
卒業して5年後も引き続き資格を保持するためには、卒業後の5年の間
に国家試験に合格するか、5年間連続して実務に従事することが必要に
なります。
平成34年度からの卒業生は、国家試験に合格することが必要になります。
☆参考文献
厚生労働省HP内
2025年に向けた介護人材の確保PDF p10~p12
続きはこちらです⇒ 認定介護福祉士について
■参考・引用文献
インターネット
厚生労働省HP内
介護職員初任者研修カリキュラム p8~p12
www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000053436.pdf
介護職員初任者研修
www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000054113.pdf
介護人材の確保について p6
www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000065765.pdf
ウィキーペディア
ja.wikipedia.org/wiki/訪問介護員