第1号・第2号研修の評価の実施手順
基本研修(演習)と実地研修の評価は、技能修得の確認になります。
演習にはシミュレーター演習と現場演習があります。
*基本研修には講義と演習があり、講義については、筆記試験を
実施して、知識の定着の確認をします。
評価は、基本研修(演習)及び実地研修評価基準・評価票を用いて
実施されます。
◆評価内容
口腔内吸引、鼻腔内吸引、気管カニューレ内の吸引、胃瘻又は腸瘻
の経管栄養、経鼻経管栄養の省令上の行為になります。
さらに、喀痰吸引は通常手順と人工呼吸器装着者の手順に分けて
実施されます。
*人工呼吸器装着者には非侵襲的人工呼吸療法を受けている方と
侵襲的人工呼吸療法を受けている方がいます。
まとめると、
①口腔・鼻腔内吸引
通常手順)*人工呼吸器を装着していない方
②口腔・鼻腔内吸引
人工呼吸器装着者:非侵襲的人工呼吸療法者手順
③気管カニューレ内の吸引(通常手順)
人工呼吸器を装着していない方
④気管カニューレ内の吸引
人工呼吸器装着者:侵襲的人工呼吸療法者手順
⑤胃瘻又は腸瘻の経管栄養
⑥経鼻経管栄養
の6つに分類されています。
それぞれの項目を決められた手順通りに実施することになります。
手順は STEP1~STEP8の8段階あります。
第1号・第2号研修の評価の実施手順(演習と実地研修)
STEP1:安全管理体制確保(実地研修のみ)
STEP2:観察判断(実地研修のみ)
STEP3:観察
STEP4:準備
STEP5:実施
STEP6:報告
STEP7:片付け
STEP8:記録
☆STEP4~STEP8が基本研修(現場演習)及び実地研修評価基準
評価票を用いて評価が実施されます。
非侵襲的人工呼吸療法とは?
患者さんになるべく苦痛を与えないための人工呼吸管理。
在宅の場合は、気管切開を介さない人工呼吸管理になります。
非侵襲的陽圧換気(NPPV)が一般的に実施されています。
鼻又は口鼻マスクによる非侵襲的人工呼吸療法になります。
これに対して気管切開を介して実施される人工呼吸管理を
気管切開下陽圧換気(TPPV)といいます。
続きはこちらです→ 演習と実地研修の評価の実施手順(第3号研修の場合)
■参考・引用文献
インターネット
厚生労働省HP内
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則別表第一及び第二号研修の修得程度の審査方法について
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/dl/4-1-2-2light.pdf
喀痰吸引等研修
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/04_kensyuu_01.html
↑
上記ページの 別添資料2:別紙1-1~1-6 [99KB]
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則別表第一及び第二号研修の修得程度の審査方法について
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/dl/4-1-2-2full.pdf
介護職による喀痰吸引等の研修カリキュラムについて(総論)p39
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/dl/04_kensyuu_02-01-3-1.pdf
喀痰吸引等制度論 P61~p62
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/dl/04_kensyuu_02-01-1-1.pdf
書籍
「介護職員等のための 医療的ケア」(公益財団法人 日本訪問看護財団 編)p171 p183~p193 ミネルヴァ書房
「呼吸サポートチームのための呼吸管理セーフティーBOOK」 p218~p223 MCメディカ出版
「ロールプレイで学ぶ 呼吸ケア・呼吸管理のキーポイント」 p250 メディカ出版