◆令和3年(2021年)度介護報酬改定の主な事項
1.感染症や災害への対応力強化
2.地域包括ケアシステムの推進
3.自立支援・重度化防止の取組の推進
4.介護人材の確保・介護現場の革新
5.制度の安定性・持続可能性の確保
6.その他の事項
1.感染症や災害への対応力強化 概要
目的
感染症や災害が発生しても利用者に必要なサービスが安定的
継続的に提供される体制を構築する為。
改定事項
日頃からの備えと業務継続に向けた取組の推進
2.地域包括ケアシステムの推進 概要
目的
住み慣れた地域で利用者の尊厳を保ちながら、必要なサービス
が切れ目なく提供されるようにする為。
改定事項
●認知症への対応力向上に向けた取り組みの推進
●看取りへの対応の充実
●医療と介護の連携の推進
●在宅サービスの機能と連携の強化
●介護保険施設や高齢者住まいにおける対応強化
●ケアマネジメントの質の向上と公正中立性の確保
●地域の特性に応じたサービスの確保
3.自立支援・重度化防止の取組の推進 概要
目的
高齢者の自立支援・重度化防止の制度の目的に沿ってサービス
の質の評価やデータ活用を実施し、科学的に効果が裏付けられ
た質の高いサービスを提供する為。
改定事項
●リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養の取組の連携・
強化
●介護サービスの質の評価と科学的介護の取組の推進
●寝たきり防止等、重度化防止の取組の推進
4.介護人材の確保・介護現場の革新 概要
目的
喫緊、重要な課題である介護人材の確保と介護現場の革新に対応する為。
改定事項
●介護職員の処遇改善や職場環境の改善に向けた取組の推進
●テクノロジーの活用や人員基準・運営基準の緩和を通じた
業務効率化・業務負担軽減の推進
●文書負担軽減や手続きの効率化による介護現場の業務負担軽減の推進
5.制度の安定性・持続可能性の確保 概要
目的
介護保険制度の安定性・持続性を高め、費用負担者への説明
責任をよりよく果たし、国民の納得感を高める為。
改定事項
●評価の適正化、重点化
●報酬体系の簡素化
6.その他の事項 概要
改定事項
●介護保険施設におけるリスクマネジメントの強化
●高齢者虐待防止の推進
●基準費用額(食費)の見直し
●基本報酬の見直し
続きはこちらです→ 感染症や災害への対応力強化の具体的な内容
◇参考・引用文献
*厚生労働省サイト内
令和3年度介護報酬改定について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00034.html
令和3年度介護報酬改定の主な事項について
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000727135.pdf
令和3年度介護報酬改定における改定事項について
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000768899.pdf
令和3年度介護報酬改定に関する審議報告 令和2年 12 月 23 日
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000709008.pdf
令和3年度介護報酬改定に関するQ&AVol.953 令和3年3月29日
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000761356.pdf