介護に必要な便器について


◆便器の必要性

主にベッド上などでの生活を

余儀なくされた方などに使用されています。

起き上がれない人や座位が困難

な方、安静が必要な方、紙おむ

つをあてるのに抵抗のある方、

尿器でうまく排尿できない時、

便意がある場合に使用されます。

 

 

◆便器の種類

便器の種類にはベッド上等での

排泄の場合は、小型差し込み式

ベッドバンタイプ、ゴム製、

腰上げ不要タイプなどの便器があります。

ベッドサイドでの排泄にはポータブルトイレがあります。

それぞれ特徴があり体の状態に合わせて使用されます。

 

  

◆各便器の特徴

●小型差し込みタイプ(安楽便器)

多く使用されている便器です。

差し込むところが丸くなって

おり、臀部を支えています。

軽くて高さも低いので介護

する方もされる方も負担が少なくてすみます。

欠点としては、小型なので尿の

跳ね返りなどで汚染されやすくなります。

仙骨部に褥瘡のある人は使用を避けた方がいいです。

 

●ベッドバンタイプ

受け口が広いので陰部や臀部を洗うときにも便利です。

他の種類の便器より重く硬い。

高さもあるので腰を上げる時に負担が大きいです。

*低いものもあります。

仙骨部に褥瘡のある人は使用を避けた方いいです。

 

●ゴム製便器

ゴム製の便器に空気を入れて使用します。

腰を上げることが困難な方には

差し込んでから空気を入れます。

やわらかいため仙骨部に褥瘡が

ある方にも安楽だと思います。

ゴム製の為、管理に注意が必要です。

水又は中性洗剤で洗浄後は、

空気を抜いておきます。

日陰で干してよく乾燥させて

から、涼しいところに保管します。

長期間保管する時は、タルク

(シッカロール、ベビーパウダ

ー等)を塗布しておくとゴムの

張り付きを防止でます。

  

●腰上げ不要タイプ

その名の通り利用する方の負担が殆どなく便利です。

介護する方はある程度技術が必要とされます。

 


排泄関連 項目一覧

◆排泄に必要な介護用品

おむつについて

おむつは陰部や臀部にあてて

尿や便の汚染を防ぐ為に使用されるものです。

主に新生児、乳児、幼児、

介護が必要な高齢者や障害者の

方などに使用されています。

詳細は こちら です。


尿器について

尿器は機能的に大別すると手動

式と自動式があります。

タイプ別には受尿と蓄尿の部分

が一体になっている尿器と別々

になったセパレート型の尿器があります。

詳細は こちら です。


便器について

便器の必要性

主にベッド上などでの生活を

余儀なくされた方などに使用されています。

詳細は こちら です。


ポータブルトイレ

ポータブルトイレとは携帯用の

トイレのことです。

トイレまで行くのが困難な場合や

近くにトイレがない場合などに利用されます。

詳細は こちら です。

 

 

◆排泄介助の実践

紙おむつの交換(パンツ型の紙おむつの場合)

パンツ型の紙おむつはリハビリ

パンツと呼ばれることもある様

に立位や歩行が可能な方向けのおむつになります。

詳細は こちら です。

 


◇参考文献

公益財団法人テクノエイド協会サイト内

http://www.techno-aids.or.jp/howto/091233.shtml

NPO法人日本コンチネンス協会サイト内

http://www.jcas.or.jp/tool-b1.html

国際福祉機器展サイト内

https://www.hcr.or.jp/cms/wp-content/uploads/howto_2019_2_3.pdf

 

便器のの取扱説明書など